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  • 2024.02.22. ChatGPTの脆弱性とは?セキュリティリスクや問題視すべき点と対処法について解説



    ChatGPTをビジネスで活用したい、業務の効率化に役立てたいとお考えではありませんか。ChatGPTを安全に利用するためには、ChatGPTの脆弱性について理解を深めておく必要があります。


    今回はChatGPTの脆弱性やセキュリティリスク、ChatGPTを利用する際に問題視すべき点、ChatGPTを安全に利用するための対処法についてお話しします。

     

      

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      1. ChatGPTの脆弱性やセキュリティリスク

      はじめにChatGPTの脆弱性やセキュリティリスクについて解説します。

       

       

      1-1. ChatGPTの提供元が設定したルールや制限が機能しないことがある

      ChatGPTの生成するコンテンツは、ポリシーに準じて暴力的な表現やヘイトスピーチ、差別などの文章を生成しないようになっています。


      しかし、文章の表現が人によって受け止め方が異なるため、結果としてルールや制限が機能しないという脆弱性が存在しているのです。

       

       

      1-2. ChatGPTに入力した内容によって答えが変化する

      ChatGPTに入力した内容によって、答えが変化してしまうのも脆弱性と言えます。


      ChatGPTはあくまでも膨大なデータからAIによって学習した結果を出力するに過ぎません。同時にChatGPTとの対話の中でもリアルタイムに学習をしていくため、コミュニケーションした内容によって異なる結果が出力されるということを知っておく必要があります。

       

       

      1-3. ChatGPTの生成したコンテンツが正しいとは限らない

      ChatGPTの生成したコンテンツは、必ずしも現実に基づいて正確であるとは限らないのも脆弱性です。


      例えば、現時点の世界人口という形で尋ねたとしても、正確な結果が得られることがないように、その他の情報についても最新で正しいということは担保されていないと理解しておく必要があります。

       

       

      1-4. ChatGPTを悪用して情報を盗まれる可能性がある

      ChatGPTに入力した情報が、悪意のある第三者によって盗まれる可能性があることも脆弱性と言えます。ChatGPTはあくまでもプログラムであり、質問の仕方次第で本来であれば答えないような内容も答えてしまうということです。


      もちろん、ただ単に機密情報を聞いたり、個人情報を勝手に話したりするようなことはありませんが、ChatGPTは入力された情報を記憶し、それらに基づいて返事をするということは忘れてはなりません。

       

       

      1-5. ChatGPTで生成したコンテンツにリスクがあることも

      ChatGPTには提供元の設定したポリシー、ルール、制限によってリスクのないコンテンツが生成されるようにはなっているものの、絶対にリスクがないと断言できないのも脆弱性と言えるでしょう。


      例えば、特定の時点において学習したデータの中に、自然な形で危険な内容が盛り込まれていた場合に、そうとは気づかずに出力されてしまい、利用することでリスクが生じてしまうことも考えられるのです。

       

       

       

      2. ChatGPTを利用する際に問題視すべき点

      次にChatGPTを利用する際に問題視すべき点について解説します。

       

       

      2-1. ChatGPTの生成したコンテンツの著作権

      ChatGPTの生成したコンテンツの著作権の著作権は利用者にあるものの、内容によっては著作権を侵害してしまう可能性があります。


      例えば、同じような内容になる文章が他の人も出力していた場合において、先に公開した方の著作権を侵害してしまうようなことが考えられるのです。

       

       

      2-2. ChatGPTの生成したコンテンツの正確性

      ChatGPTの生成したコンテンツの正確性も問題視すべきと言えます。


      例えば、ChatGPTが出力した内容が間違っているのに、そのまま情報を発信してしまい、それを信じた閲覧者の方が間違った情報を信じて実践したら、何らかの被害を受けてしまう可能性があるということです。

       

       

      2-3. ChatGPTの生成したコンテンツの安全性

      ChatGPTの生成したコンテンツの安全性も問題視するべきでしょう。ChatGPTの出力する文章はそのまま読んでいると安全で正しく見えますが、必ず安全であるとは限らないということです。


      実際に何らかのプログラムのコードを出力した場合においても、見た目上は正しく機能しているように見えて、セキュリティ的に危険であることも考えられます。

       

       

      2-4. ChatGPTの生成したコンテンツの違法性

      ChatGPTの生成したコンテンツに違法性がある可能性も問題視すべきです。


      もちろん、ChatGPTの提供元が用意したポリシーにおいて、危険な情報の出力は制限されてはいますが、結果として違法になるような情報が出力されてしまうということも忘れてはならないと言えます。

       

       

      2-5. ChatGPTの生成したコンテンツの二次利用

      ChatGPTの生成したコンテンツを二次利用する場合、情報の精査がしっかりと行われていないと思わぬリスクが発生することも問題視すべきと言えるでしょう。


      前述したように著作権、正確性、安全性、違法性などのことを考えると、出力されたコンテンツをそのまま二次利用することで、情報の発信源として責任が問われるということです。

       

       

       

      3. ChatGPTを安全に利用するための対処法

      次にChatGPTを安全に利用するための対処法について解説します。

       

       

      3-1. ChatGPTの生成したコンテンツを検証すること

      ChatGPTを安全に利用するためにも、ChatGPTの出力したコンテンツを検証する体制を整えましょう。


      正しく安全であるかどうか精査し、検証することができれば問題ないということでもあります。

       

       

      3-2. ChatGPTで生成した内容のバイアスを意識すること

      ChatGPTの出力する内容に、バイアス、すなわち偏りがあることも意識しましょう。


      ChatGPTはあくまでもデータに基づいて情報を出力するため、実際の現実の状況と異なってしまう可能性があることを知っておいてください。同様に古いデータを参照しているような場合において、最新の情報と比較検討し、精査して正しい情報が発信できるようにすることも大切です。

       

       

      3-3. ChatGPTに入力する内容を制限すること

      ChatGPTに入力する内容を制限することも重要と言えます。


      例えば、ChatGPTはプラグインを利用することで、CSVファイルを読み込むことができますが、そのCSVファイルに個人情報や機密情報が含まれていると、学習させた内容が他の人にも参照されてしまう可能性があるので危険です。


      安易にデータをアップロードさせないようにするためにも、個人情報・機密データ保護をシステム的に行い、ヒューマンエラーも含めて個人情報や機密データが漏えいしないように注意することをおすすめします。

       

       

      3-4. ChatGPTの利用自体を制限すること

      ChatGPTはパソコンのブラウザで簡単にアクセスすることができます。


      企業や組織として用意したデバイスでChatGPTを利用された場合、悪意がなくてもデータを誤ってアップロードしてしまったり、もしくは悪意を持って内部不正をしてしまったりするようなことも考えられるため、アプリケーション制御の機能などを用いて、アップロードができないようにしておく必要があるということです。


      同じくIT運営管理最適化(IT資産管理)を導入し、ChatGPTを利用できるデバイスの制御、もしくはアクセス自体の制御することも安全に利用するための対処法になります。

       

       

      3-5. ChatGPTに曖昧になる答えを求めないこと

      ChatGPTに曖昧になる答えを求めないことも重要です。


      例えば、ChatGPTはビジネス文書のような挨拶文、文章の要約、答えや結果が一つしかない情報を出力する場合には強いですが、人の気持ちは心と言ったようなもの、体質によって異なるようなものなども含めて曖昧になってしまう答えを求めてはいけません。


      特にビジネスで利用する場合において、ChatGPTの出力した結果で「判断」をしてしまうようなこと、「決断」する根拠にしてしまうことなどは避けましょう。一見正しそうに見えても間違っている可能性があることを考慮し、出力した情報が正しいかどうか精査しながら利用することが安全性を高めるための対処法だと覚えておいてください。

       

       

       

       

      まとめ

      今回はChatGPTの脆弱性やセキュリティリスク、ChatGPTを利用する際に問題視すべき点、ChatGPTを安全に利用するための対処法についてお話しました。


      当社の提供する法人向けエンドポイントセキュリティ「EXOセキュリティ」を上手に活用することで、ChatGPTの脆弱性によるセキュリティリスクを軽減することにつながります。安全にChatGPTを有効活用したいとお考えであれば、是非ともこの機会にご相談、お問い合わせください。


      この記事がChatGPTの脆弱性について知りたかった方のお役に立てれば幸いです。