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  • 2022.01.14. クラウド型セキュリティサービスとは?中小企業こそ導入すべきセキュリティ対策

    近年、従来のソフトウェアやサーバーをクラウド環境に移行する企業が増えてきています。「DX」や「テレワーク」が推奨されてきている背景から、その動きはより顕著になっています。セキュリティ関連ソフトも例外ではなく、アンチウイルスやファイアウォール、侵入検知などのセキュリティ対策をクラウドサービスとして提供するベンダーも増え、クラウドシフトへの需要が高まっていると言えるでしょう。

    しかし、企業の経営者や担当者の中には、「クラウド型セキュリティサービスって何?」「従来のセキュリティサービスと何が違うのか」「今、クラウド型セキュリティサービスを導入するメリットはあるのか」と疑問に持つ方もいるのではないでしょうか。

    今回の記事では、中小企業こそクラウド型セキュリティサービスを導入すべき理由とメリットについてご紹介します。




     


     

    1. クラウド型セキュリティサービスとは

    クラウド型セキュリティサービスとは、セキュリティ機能をクラウド上のサービスとして導入・利用する仕組みです。

    近年、IT技術の進歩やテレワークの拡大の影響を受け、クラウドサービスを導入する企業が増えてきています。総務省の「企業におけるクラウドサービスの利用動向」によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は68.7%という数字が出ています。

    そのなかでも、セキュリティ対策の1つである「データバックアップ」のクラウド利用が36.5%を占めていて、今後セキュリティ対策を含め、クラウドサービスの利用がますます増えることが予想されます。 

     

    2. クラウド型とオンプレミス型の違い

    現在のセキュリティは大きく「クラウド型」と「オンプレミス型」に分かれます。オンプレミス(on-premises)のプレミス(premise)は「構内」「店内」を意味します。サーバーやソフトウェアなどの情報システムを自社が管理できる設備内に設置し、自社で管理する運用形態を指します。従来のセキュリティでは「オンプレミス型」が主流でした。

    しかしオンプレミス型は、自社内でシステムを構築・運用するため、システムの導入やインフラの管理、維持に多くの時間とコストがかかります。また、企業によるDX推進の背景から、ハードウェアやシステムを固定的に所有することがビジネスリスクに繋がりかねないとう懸念もありました。

    そこで登場したのが、「クラウド型」のセキュリティサービスです。クラウド(cloud)は「雲」を意味し、ベンダーが用意した仮想サーバーからソフトを導入・管理する運用形態です。固定のサーバーやハードウェアを用意する必要がなくなり、導入や管理の手間が省けることから、多くの企業で導入されています。



     

    3. クラウド型セキュリティサービスのメリット

    クラウド型セキュリティサービスのメリットは以下の3つです。
     
    導入コストを抑えられる
    短期で導入できる
    急な需要増や変化に対応できる

     

    3-1. 導入コストを抑えられる

    クラウド型なら、初期投資を抑えることができます。仮想サーバーを使うので、オンプレミス型のように固定のサーバーやハードウェアを準備する必要がありません。
     
    また、ほとんどのクラウドサービスは、従量課金制を採用していて、使った分だけ課金される仕組みですので、大幅にコストカットすることが可能となります。

     

    3-2. 短期で導入できる

    オンプレミス型のセキュリティサービスには、サーバーやハードウェアなどの機器の購入やネットワークの構築などの準備が必要で、インフラの調達に数ヶ月かかることがありました。クラウド型なら、機器の導入は不要で、インフラはすべてベンダー側が提供してくれるので、すぐに導入することができます。
     
    短期で導入できるのはメリットですが、検討や比較は徹底して行いましょう。導入する際は、機能やコスト、どのようなセキュリティを行っているか確認するようにしましょう。

     

    3-3. 急な需要増や変化に対応できる

    法律やビジネスルール、セキュリティの脅威は年々変わってきています。オンプレミス型の場合、そういった情勢の変化に応じて、再度システムを再構築する必要があります。数年単位のシステムリプレースとなると、多大なコストやソースを割くことになります。
     
    クラウド型ではベンダー側が適宜システムの更新やメンテナンスを行っているので、ビジネス環境の変化に合わせて柔軟に対策を変更させることができます。



     

    4. クラウド型セキュリティサービスのデメリット

    クラウド型セキュリティサービスのデメリットは以下の2つです。
     
    更新や管理がベンダーに依存する
    カスタマイズの自由度が低い


     

    4-1. 更新や管理がベンダーに依存する

    仮に脆弱性を発見しても、修正のタイミングはベンダー次第です。そういった理由から、自社で運用・管理した方が安心と思う企業様もいらっしゃるようです。しかし実際は、多くのベンダー企業で厳重なセキュリティ対策を行っています。

     

    4-2. カスタマイズの自由度が低い

    クラウド型セキュリティサービスは、提供型のサービスです。オンプレミス型のように自社の要望に合わせてシステムを細かくカスタマイズすることが難しいです。クラウド型でもオプション設定によってある程度のカスタマイズは可能です。
     
    しかし、クラウド型セキュリティサービスの一つである「EXOセキュリティ」は、利用者の目的・用途に合わせて、セキュリティや機能をカスタマイズすることができます。






     

    5. 中小企業こそクラウド型セキュリティサービスを導入すべき理由

    情報通信研究機構(NICT)の調査によると、日本におけるサイバー攻撃の件数は2015年から2020年にかけて8.5倍にまで増加しています。(参照:NICTER観測レポート2020の公開 | NICT-情報通信研究機構)

    今やマルウェア感染や情報漏洩などの標的は、中小企業にも向いています。働き方改革によってリモートワークが推進されるようになり、社外へコンピュータを持ち出す機会が多くなりました。セキュリティ対策をきちんと行わないと、企業は、情報漏洩や企業イメージの低下など、思わぬ被害を受けることになります。
    中小企業がセキュリティ対策を実施していない理由として、

    1. コストがかかるから
    2. セキュリティ人材が不足しているから
    3. 対策方法が分からないから

    がよく挙げられます。
    クラウド型セキュリティサービスなら、上記の点を解決した上で、セキュリティ対策をすることが可能です。



     

    6. クラウド型セキュリティサービスなら「EXOセキュリティ」

    クラウド型セキュリティサービスは、導入コストや運用コストを抑えつつ、セキュリティを強化できるので、中小企業にとって有効なセキュリティ対策の1つと言えるでしょう。

    「EXOセキュリティ」は、様々なセキュリティの脅威に対応することができ、運用も簡単なため、セキュリティ担当者が不在の企業でも導入が可能となっています。
    以下で特徴をまとめました。

    低価格で簡単に導入が可能
    企業のスタイルに合わせてセキュリティのカスタマイズが可能
    ポリシー設定を簡略化し、運用がとても簡単
    AIとクラウド分析技術を活用したアンチマルウェア機能

    この他にも企業のセキュリティを強化する機能が備わっており、「EXOセキュリティ」は、管理者の導入・管理の負担を減らしつつセキュリティ対策を強化できるのでおすすめです。






     

    まとめ

    今回はクラウド型セキュリティサービスのメリット、中小企業が導入すべき理由をご紹介しました。
    テレワークの推進などにより、今後はますます企業のセキュリティ意識が強くなっていくと思います。そんな中で企業の経営者や担当者は、コストを抑えつつ、セキュリティを強化することが求められますので、なかなか骨が折れますよね。

    クラウド型セキュリティサービスはそんな悩みを解決するセキュリティ対策ツールであると言えます。セキュリティ強化、コスト削減のため、クラウド型セキュリティサービスをぜひ検討してみてください。