
近年、サイバー攻撃の高度化に伴い、企業の情報資産を守るためにはエンドポイントセキュリティの導入が不可欠となっています。
本記事では、日本市場で特に人気のある企業向けエンドポイントセキュリティソリューションを5つ紹介し、EXOセキュリティを含めた比較とそれぞれの特徴を詳しくご紹介します。
1. Trend Micro Apex One(トレンドマイクロ)
機能:
- ウイルス/マルウェア検出(AIによるリアルタイムスキャン)
- エンドポイント検出&対応(EDR)
- パッチ管理、Webレピュテーション
費用:
- 月額1,200〜3,600円/ライセンス(ライセンス条件によって金額が異なります)
特徴:
- 日本企業に最適化された管理画面とサポート体制
- クラウド・オンプレミス両対応
評判:
- 国内大企業に広く採用され、安定性と信頼性が高いとの声が多い
- 2. Symantec Endpoint Security(Broadcom)
機能:
- ウイルス対策、ファイアウォール、侵入防止
- AI・機械学習を使ったゼロデイ攻撃防御
- モバイル・クラウド対応
費用:
- 月額1,000〜1,400円/ライセンス (ライセンス別に金額が異なります)
特徴:
- グローバルスタンダードの高機能
- 企業向けの詳細なポリシー設定が可能
評判:
- 海外企業に強く、日本語対応には一部課題ありとの声も
-
3. ESET PROTECT(イーセット)
機能:
- 軽量ウイルススキャン、ふるまい検知
- クラウドベース管理、二要素認証対応
費用:
- 年額6,000〜8,000円/ライセンス (ライセンス別に金額が異なります)
特徴:
評判:
- パフォーマンスへの影響が少なく、ユーザーフレンドリーなインターフェース
- 4. CrowdStrike Falcon(クラウドストライク)
機能:
- クラウド型EDR、高度な脅威ハンティング
- インシデント対応支援、AI検知
費用:
- 月額2,000〜3,000円/ライセンス (ライセンス別に金額が異なります)
特徴:
- クラウド完結型で高スケーラビリティ
- 米国政府・大企業が採用
評判:
- 専門的な導入サポートが必要なものの、最先端技術で信頼が厚い
機能:
- クラウド/オンプレ対応、ゼロトラスト設計
- AIベースのリアルタイム脅威検出、DLP(情報漏洩防止)
- リモートワイプ、USB制御、ログ監視
- アンチウィルスは世界的に有名なドイツのAVIRA社のエンジンを採用
*21年Norton社はアベスト、AVG、AVIRAを買収し、Gen Digital社になります。
世界でもっとも大きなITセキュリティ会社
費用:
- 月額100円 (最小50ライセンス単位) : End point のみ
- 月額200円 (最小50ライセンス単位) : End point + DLP
特徴:
- 日本市場向けに設計されており、国内のクラウド事業者と連携可能
- 導入・管理がシンプルで中堅企業にも適合
評判:
- 新興ブランドながら、導入のしやすさと拡張性で評価が上昇中
-
まとめ
製品名
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主な特徴
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月額費用目安
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評価
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Apex One
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日本市場特化・機能充実
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約1,200円〜
|
★★★★☆
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Symantec
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グローバル標準
|
約1,300円〜
|
★★★★☆
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ESET
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軽量・中小向き
|
約500〜670円
|
★★★★
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CrowdStrike
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高機能EDR・大企業向き
|
約2,500円〜
|
★★★★★
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EXO
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拡張性+DLP強み
|
約200円
|
★★★★★
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それぞれのソリューションには独自の強みがあります。
企業規模や業種、IT予算に応じて最適な製品を選定することが、堅牢な情報セキュリティ体制の構築には不可欠です。