[アップデートノート] 「2025年7月26日」 改善された機能 | ||
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2025.07.26. |
EXOセキュリティ アップデートノート
今回のアップデートでは、管理者ページで変更・承認されたポリシーがエージェントに即時反映されるようになり、反映待ちの手間が解消されました。
さらに、セキュリティ強化の一環として、AIカテゴリサイトの一括遮断機能が追加され、承認済みのサイト以外をまとめて制御できるようになりました。macOS環境でも、印刷物へのウォーターマーク付与や未承認印刷の遮断が可能となり、情報漏洩対策が一層強化されています。
あわせて、管理者ページのメニュー構成も見直され、エージェント管理がより直感的で分かりやすくなりました。
このアップデートは7月26日10:00~18:00に実施されました。
アップデートが適用されたプログラムバージョンはWindows 1.28.12、macOS 1.25.5.2472です。
■ ポリシーの即時反映機能により、より迅速かつ簡単に反映可能に
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : Windows macOS
1.リアルタイムポリシー反映機能でポリシー適用がより迅速かつ簡単になりました。
管理者が変更したポリシーや承認者が承認/却下したポリシーが、エージェントにリアルタイムで反映されます。
これにより、「ポリシーアップデート」ボタンをクリックしたり、自動更新を待つ必要がなくなりました。
「便利になったポイント」
※ 一部環境では従来通りポリシー反映までの待機が必要です。
2.より安全で明確なポリシー設定方式が利用可能になりました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : 管理者ページ
ポリシー変更時に画面下部に「ポリシー変更があります。適用しますか?」の通知が表示され、
「適用」ボタンを押して最終確認を完了した場合にのみポリシーが変更されます。
・ 適用 ボタンをクリックすると、 変更したポリシーが一括適用されます。
・ キャンセル を選択すると、 既存のポリシーがそのまま維持されます。
以前は、1回のクリックでもポリシーが変更されてしまうリスクがありました。
しかし今後は、クリックミスによるポリシー変更を心配する必要がありません。
3.ポリシー設定の順序に関係なく、全ての設定を一度に変更・適用することも可能です。
ポリシー設定の順序に関係なく、一括変更・適用が可能になりました。
以前は例外ポリシーを先に反映してから機能を有効化するなど、設定順序によって動作が変わることがあり設定が複雑でした。
現在は希望する設定を一度に適用できるため、設定順序を気にせずに済みます。
※ ポリシー変更確認ポップアップが表示されないポリシーもありますのでご注意ください。
■ macOSでも印刷物セキュリティを強化可能に
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows、macOS
〇 macOSでも印刷制御ポリシーの適用が可能になりました。
macOSでもWindowsと同様にセキュリティポリシーを適用できるようになりました。
業務環境が変わるため、事前に従業員に案内した後にポリシーを適用するのが望ましいです。
〇 印刷物にウォーターマークを追加することで、著作権を保護できます。
会社のロゴ、ファイル名、印刷日時など、さまざまな情報を任意の位置に挿入できます。
「本書類の無断持ち出しを禁止します」といった会社独自のメッセージも追加可能です。
利用者は、必要に応じて承認を受けてウォーターマークなしで印刷することができ、病院の受付など、ウォーターマークが不要なPCについては事前に例外設定も可能です。ウォーターマークの例や設定方法については、印刷物セキュリティ ガイドをご参照ください。
〇 未承認の印刷を遮断して、不要な情報漏洩を防止できます。
承認を受けた場合にのみ印刷できるよう制限することが可能です。
グループポリシーを活用することで、 印刷が多い部署ではログ記録のみといった柔軟な管理が可能で、 業務に支障を与えることなくセキュリティを強化できます。ポリシー設定の方法については、印刷物セキュリティガイドをご参照ください。
※ 一部非対応の環境があります。
・ Windows PCでは、あらかじめ定義されたアプリケーションに対して印刷物制御をサポートしています。
・ macOS PCでは、PostScript専用プリンタには対応しておりません。
・ 各対応アプリ一覧については、サポートセンターまでご連絡ください。
■ 管理者ページのメニューが、よりわかりやすく整理されました。
適用される範囲 : Windows、macOS
〇 エージェント管理を専用メニューに分離、操作性が向上しました。
エージェントの配布やアンインストールなど、入退社時によく使うメニューなので、大メニューとして独立させ、簡単に見つけられるようにしました。
〇 管理者ログインのセキュリティ設定ももっと目立つようになりました。
管理者ログインのセキュリティ強化のため、メール認証の追加や許可されたIPからのみ接続を制限することができます。
重要な機能であるため、管理者登録メニューと同じ場所にある「ユーザー管理」のサブメニューに移動し、
管理者管理時に見落とさず一緒に確認できるようにしました。
〇 エージェントのインストール依頼を忘れないようにボタンも追加しました。
ユーザー登録だけで完了するわけではなく、エージェントのインストールまで完了していただく必要があります。
そこで、ユーザー登録後にインストール依頼を忘れないように、ボタンを追加しました。
■ 新しいOperaのバージョンでもWEBフィルタリング機能の制御が可能です。
適用されるプラン : Endpoint protection All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
Operaのアップデートにより動作方式が変更され、一時的に最新バージョンのOperaではWEBフィルタリング制御ができなくなっていました。
しかし、緊急の改善作業により、再び制御が可能となりました。
問題が発生したバージョン : 114.0.5282.115
すでに制御されているプログラムであっても、アップデートによって動作方式が変更されると、制御が難しくなる場合があります。
そのような場合でも、緊急対応により最新バージョンにも対応できるよう、迅速に改善を行っています。
万が一問題が発生した場合は、いつでもお気軽にご連絡ください。迅速に対応いたします。
■ 個人情報検査をより高速かつ効率的にご利用いただけます。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
個人情報検査がより高速かつ効率的に行われます。
検査性能の最適化を行い、これまでよりも速く、効率的に個人情報検査が可能になりました。
EXOセキュリティは、PCを便利かつ安全に保護できるよう、継続的な性能改善を行っています。
■ その他改善およびアップデート
⒈ A0(841×1189)サイズの文書印刷時にも、ウォーターマークが正常に出力されるよう改善されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
⒉ 持ち出し機能を持たない一部のBluetooth機器については、制御対象外となり、使用可能となるよう改善されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
⒊ 原因不明でEXOセキュリティエージェントが終了しても、一定時間経過後に自動で再起動するよう改善されました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
⒋ 個人情報パターンの最新化作業を実施しました。
- 運転免許証、パスポート番号、マイナンバーの正規表現の最新化作業を行いました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows、macOS
⒌ 100kb以下のファイルの持ち出しが制限されている環境でも、
動作方式が変更されたWechatプログラムを問題なくご利用いただけるよう改善されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
⒍ 個人情報・機密データを含むファイルの検知および暗号化に関する英語通知が誤って表示されるバグを改善しました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
⒎ デバイス制御対象が拡大され、より多くのメディアを制御できるようになりました。
リムーバブルメディアの制御時に接続方式がSecure Digitalのメディアも制御可能になるよう改善されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
⒏ ウイルス検査性能の改善作業が実施されました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
⒐ アプリケーションファイルの持ち出しログ記録対象に、.numbers、.pages、.key の拡張子が追加されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : macOS
10.ダッシュボードの「サービス管理」および「情報漏洩防止内訳」ページの読み込み速度が改善されました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : 管理者ページ
11.一部の環境において、EXOセキュリティの動作に必要な証明書が
Windowsのアップデートの影響で正常にインストールされない不具合が確認されましたが、
該当する場合はEXOセキュリティが証明書を自動でインストールするよう改善されました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
12.システムの既定共有フォルダー(C$、D$、Admin$など)の存在有無もチェック対象に追加されました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : 管理者ページ、Windows
13.一部の環境で、プログラムのアップデートが頻繁に失敗する可能性があった不具合が改善されました。
ただし、アップデートは成功するまで一定間隔で自動的に再試行される仕組みとなっていたため、ご安心ください。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
14.特定のアプリでファイルのアップロード速度が遅くなる問題が改善されました。
制御対象アプリのアップデートにより、これまで問題のなかったアプリで突然不具合が発生する場合がありますが、
このようなケースは非常にまれであり、緊急パッチによって迅速に改善対応を行っております。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows
15.一部の環境でウイルスの定期スキャンが実行されない不具合が改善されました。
適用されるプラン : All-in-one protection
適用される範囲 : Windows、macOS
16.セキュリティ通知のOn/Off設定がより簡単になりました。
これまでは一度でも通知が発生しないとシステム側で設定のOn/Offができませんでしたが、
今回の改善により、EXOセキュリティのインストール直後から設定が可能になりました。
適用されるプラン : Endpoint protection、All-in-one protection
適用される範囲 : macOS