近年、サイバー攻撃は日々進化しており、その中でも特に増加しているのがWeb経由の脅威です。Webサイトを閲覧しただけで感染するドライブバイダウンロードや、偽のログインページで情報を盗むフィッシング詐欺、社員が無意識に機密情報を外部に送信してしまう情報漏えいなど、企業にとって大きなリスクとなっています。
今回は、Web保護とは何か、なぜ企業が導入すべきなのか、そしてEXOセキュリティが提供するWeb保護機能の特徴までを詳しく解説します。
Web保護(Web Protection)とは、インターネット経由で企業の端末やネットワークに悪影響を及ぼすリスクから守るためのセキュリティ機能です。
主に以下の3つの目的を果たします:
マルウェア感染の防止
危険なWebサイトへのアクセスをブロックし、マルウェアやランサムウェアの侵入を防ぎます。
フィッシング詐欺の対策
偽のログイン画面などを検出して、社員が誤ってIDやパスワードを入力することを防ぎます。
不適切なWebアクセス制御
業務に関係のないサイト(SNS・動画・ギャンブルなど)へのアクセスを制限し、情報漏洩リスクや業務効率低下を防ぎます。
オフィスの外で働く社員が増え、社内ネットワーク外でも安全にインターネットを使える環境が求められるようになりました。Web保護は、拠点に依存しない統一されたセキュリティを提供します。
標的型攻撃や内部不正により、Web経由で機密情報が漏洩する事例が増加しています。Web保護は、不審なサイトやアップロードをブロックし、情報漏洩のリスクを低減します。
個人情報保護法やISMSなどに対応するためには、外部への通信制御と履歴の記録が不可欠です。Web保護は、これらの法令順守にも有効です。
保護対象 |
想定される脅威 |
---|---|
フィッシングサイト |
偽の銀行・クラウドサービスのログイン画面などで情報を盗む |
マルウェア感染サイト |
ドライブバイダウンロード型の攻撃によるウイルス感染 |
不正広告(マルバタイジング) |
正常なサイトに見えて実は悪質な広告を表示 |
暴力・アダルト・ギャンブル等の不適切サイト |
業務効率や社会的信用の低下、コンプライアンス違反 |
無許可のファイル共有サイト |
情報漏えい・著作権問題のリスク |
EXOセキュリティは、クラウド型エンドポイント・セキュリティの分野で注目を集めており、そのWeb保護機能も高く評価されています。以下に、主な特徴を紹介します。
独自のAIエンジンとクラウド型データベースが連携し、新種のフィッシングサイトやゼロデイ攻撃にも対応。従来のブラックリスト方式より高精度の防御を実現しています。
Webサイトをカテゴリで分類し、「業務用」「私的利用」「危険」など細かく制御可能。柔軟なポリシー設定により、企業文化に合わせた運用ができます。
HTTPS通信も解析可能。暗号化されたWebトラフィックの中に潜む脅威を可視化し防御します。これにより、見逃されがちなマルウェア通信をブロック可能です。
IT管理者は、どの端末がどのサイトにアクセスしたか、どのようなブロックが行われたかをリアルタイムで確認可能。ログ保存やレポート出力により監査にも対応します。
Web保護は単体でも導入可能ですが、EXOのDLP(情報漏えい防止)やEDR(脅威検出・対応)と連携することで、エンドポイント全体を多層的に守ります。
サイバー攻撃の多くは、「クリック一つ」「アクセス一つ」から始まります。Web保護は、日常業務の中に潜むリスクを見逃さず、企業の資産と信頼を守るための第一防線です。
EXOセキュリティのWeb保護機能は、導入のしやすさ・運用のしやすさ・高度な防御力を兼ね備えており、中小企業から大企業まで幅広く対応可能です。
今すぐ自社のWeb利用状況を見直し、リスクの可視化と対策を始めてみてはいかがでしょうか。
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